オンラインカジノで捕まらないの?

「オンラインカジノを楽しんでいて、急に捕まったりしないでしょうか?」
不安に思う声が寄せられています。
この点に関して、詳しく解説していきましょう。

日本の賭博罪

日本における賭博罪

日本国内におけるギャンブル行為は禁止されており、違反をすると賭博罪に問われることになります。
具体的には、刑法185条に記載されているとおり、50万円以下の罰金もしくは科料に処されます。
さらに常習性が認められる場合には、3年以下の懲役に処すとされていますから、抵触することのないように気をつけなければなりません。

具体的な事例

日本国内で起きた具体的な事例

2016年の春に、オンラインカジノファンの間をショッキングなニュースが駆け抜けました。
それは、オンラインカジノプレイヤーが摘発された事例であり、海外の運営業者によるサイトで楽しんでいたにもかかわらず、単純賭博罪で逮捕されてしまったのです。

「やっぱりオンラインカジノは危ないじゃないですか!」

このような声が聞こえてきそうですね。
報道を追ってみましょう。
摘発された3人のうち2人は略式起訴に応じて科料を支払ったのですが、1人は摘発内容を不服として争ったのです。

その結果、最終的に検察側はこの1人を不起訴処分としました。
つまり不起訴を勝ち取ったのです。

オンラインカジノは違法?

オンラインカジノは違法?

オンラインカジノの運営業者は海外に拠点を置いています。
また、サービスを提供するサーバーも海外に設置されているのです。
このことから、日本の賭博罪を適用することは非常に難しく、2016年の摘発事例に関しても検察側の勇み足が指摘されています。

インターネット網が急速に発展を遂げたことにより、あらゆる分野でサービスのオンライン化が進んでいます。
それに伴い法律の整備が求められているのですが、まったく追い付いていないのが現状でしょう。
わたしたちが、海外のカジノへ出向いてカジノゲームを楽しんだとしても、日本の賭博罪に問われることはありません。
まさにオンラインカジノは、その原理とまったく同じであると考えてよいのではないでしょうか。

オンラインカジノにおける注意点

オンラインカジノをプレイする上での注意点

オンラインカジノを安全に楽しむためには、いくつかの注意点が存在しています。
それは賭博罪に抵触しないように気をつけることであり、具体的なポイントを示しておきましょう。
まず、海外で運営されているかを確認することです。
海外のサイトを利用していたとしても、胴元が日本に存在する場合は賭博罪で摘発される可能性が非常に高くなります。

それから、カジノサイトにおけるライセンスもしっかりと確認しておきましょう。
こうしたライセンスや第三者機関による認定マークなどの表示が無い場合には、遊ばないようにしなければいけません。